腹式呼吸で声が良くならない理由とは?

腹式呼吸で声が良くならない理由とは?

  • 「居酒屋やカラオケボックスなど、賑やかなところでよく聴き返されてしまう」
  • 「会議など、大切な発表するときに言葉を噛んでしまう」
  • 「講師業をしていて、最初は声の調子がいいんだけどセミナーのあと声が枯れてしまっている」
  • 「自分の声が鼻にかかった感じで・・・何とかしたいんです」

上記のような声の悩みを解消したいなら、ボイストレーニング教室に通いますよね。

多くのボイストレーニング教室では、声の悩みを解消するために「腹式呼吸」や「口や舌を動かすトレーニング」を行います。

これらのトレーニングで「声が大きくなったと感じる」「滑舌が良くなったと感じる」人はもちろんいます。

一方で「全く効果が出ない」あるいは「声は大きくなったけど、声が良く枯れるようになってしまった」など、当初の問題とは別の問題が生まれてしまったという人もいます。

では、なぜボイストレーニング教室に通っているのに結果が出なかったり、別の問題が生まれてしまうことがあるのでしょうか?

その理由は、多くのボイストレーニングは「人の声は喉の部分で作っているのだから、喉周辺の筋肉や呼吸に関する筋肉を鍛えれば効果が出る」と考えていることにあります。

ですが、近年判明した“ある事実”があります。

実は、声は喉周辺の筋肉や呼吸に関する筋肉だけでなく、全身の筋肉(特にインナーマッスル)が深く働くことで、声は本来の能力を最大限発揮できるということが分かったのです。

つまり、喉周辺の筋肉や呼吸に関する筋肉だけを鍛えたとしても、その他の全身の筋肉やインナーマッスルが働かなければ声は劇的に良くならないのです。

では、どうすれば声に必要な全身の筋肉、特にインナーマッスルを使うことが出来るようになるのでしょうか?

声の悩みが解消するポイントは「イメージ力」

インナーマッスルは、自律神経と呼ばれる神経に支配されています。

自律神経は内臓の動きや血液の流れ、栄養の吸収など人が意識しても出来ないことを司る神経になります。

つまり、声を出すのに必要なインナーマッスルを使うには、意志では直接動かせない自律神経を操る必要があるのです。

では、意志で動かせない自律神経をどうすれば操ることができるのでしょうか?

それは「イメージ力」です。

イメージ力が自律神経を動かす

「イメージ力」というと胡散臭いとお思いになるかもしれません。しかし、これは脳科学的に証明されていることなのです。

医学・理学・農学博士で『口ぐせ博士』と呼ばれていた米国ユニオン大学健康科学研究所教授・所長の故 佐藤富雄 先生は著書『自分を変える魔法の「口ぐせ」』(かんき出版)の中で以下のように語られています。

“【自律神経系は現実と想像の区別がつかない】

人間の体内には生命活動を維持するための、膨大な数の『生化学反応』 が絶えず行われています。

そうした化学反応の調整機能を司っているのが自律神経系で、その中枢は脳の大脳縁辺系というところにあります。「原始的な古い脳」とも、「動物脳」とも呼ばれるところです。

脳のいちばん外側にあるのが、大脳新皮質です。
これは、生物のなかで 唯一人間だけが持ち、発達させた「新しい脳」で、思考・判断・記憶などを司っています。

新旧ふたつの脳を結びつけるのは、新しい脳による想像の力です。
新しい脳が抱いた想像イメージは、古い脳である自律神経系にはたらきかけ、体内の生化学反応系に影響を及ぼします。

つまり、人間は誰しも、 たとえ想像上のことであっても、現実のことと同じように、体が反応してしまうのです。

身近な例でいうなら、実際に梅干しを食べたわけでもないのに、梅干し を見たり想像したりするだけで、盛んに唾液や胃酸が分泌されます。【佐藤富雄 著書『自分を変える魔法の「口ぐせ」』(かんき出版)より引用】”

この内容を簡単にお伝えすると「自律神経が支配しているインナーマッスルを働かせるにはイメージ力を使え!」ということになります。

ここで実際に、梅干しを見たり、口に入れた時のことを想像してください。

梅干し

唾液が分泌されましたよね?
少しでも分泌されたのなら、あなたのお悩みを解決することが出来ます。

なぜなら、私たちは声に必要なインナーマッスルを働かせる方法を研究した学問「音声生理学」を用いたトレーニングを提供しているからです。

実際に、音声生理学をベースにしたマンツーマンレッスンを受け、声の悩みが解決した生徒様の声をご覧下さい。

 

生徒さんの声ビフォーアフター

 

 

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